サムスン、元DeNAのバルディリスと
95万ドルで契約


ナバロとの再契約に失敗したサムスン・ライオ
ンズが外国人内野手アーロム・バルディリス
(32)と契約し、2016シーズン外国人
選手獲得を終えた。バルディリスは総額95万
ドルで契約した。

バルディリスはベネズエラ出身で、身長185
センチ、体重90キロ、右打ち右投げの内野
手。1999年にニューヨーク・メッツでプロ
野球に入門した。米マイナーリーグで7年間、
683試合に出場し、通算打率2割8分2厘、
38本塁打をマークした。

2008年からは阪神タイガーズと契約し、
日本プロ野球で活躍した。その後、2010年
にオリックス・バファローズ、2014年に横
浜DeNAベイスターズと契約し、今年まで計
8年間プレーした。日本プロ野球では918試
合に出場し、通算打率2割6分8厘、93本塁
打、387打点。

バルディリスは打球に対する判断が速い強肩の
内野手で、三振が少なく、長打力もある。過去
5年間、毎年130試合以上に出場するほど耐
久性も検証された選手だ。日本プロ野球での長
い経験を生かし、2016年にはサムスン・ラ
イオンズの大きな力になると期待される。

バルディリスは「サムスン・ライオンズに入団
し、うれしく思う。2016年はサムスンの
優勝のために最善を尽くしたい」と語った。
(韓国・中央日報より)



元サムスンのナバーロと共に、マリーンズ内野
手補強の候補として声が上がっていた元DeNA
バルディリスのサムスン入りが決まりました。

しかも年俸総額約1億1,500万(約95万ドル)と
サムスンも結構弾んでいます。

今季年俸が約7,500万で、成績もものすごく
良いと言う訳でもなかった(打率.258 13本塁打
56打点)ですから、ナバーロ分の支出が浮いた
とはいえサムスンは大盤振る舞いでしたね。

もしかするとマリーンズも条件提示はしたもの
の、サムスン側に負けてしまったのかもしれま
せんが…。


こうなると残るはそのサムスンを退団した
ナバーロと、あとは大穴で台湾Lamigoの林智勝
といったあたりでしょうか。

そのナバーロですが、今季韓国プロ野球で残した
成績は申し分ない(打率.287 48本塁打 137打点
107四死球 22盗塁 二塁手としてゴールデン
グラブ獲得)のですが、残念ながらその素行には
やや問題があるようです。


野球:サムスン、今季48本塁打
ナバーロに「誠実さ」求めるも…


韓国プロ野球サムスン・ライオンズに赤信号が
ともった。主軸打者でレギュラー三塁手の朴錫
ミン(パク・ソクミン)がフリーエージェント(FA)でNCダイノスに移籍したのに続き、
同じく主軸打者の二塁手ヤマイコ・ナバーロ
(28)まで同球団を去る可能性が高まったから
だ。サムスン側は23日、「ナバーロは球団の
最終的な契約更新提示案に返事をしなかった。
期限(12月31日)前に劇的な逆転が起こらない
限り、彼は来年サムスンのユニホームを着るこ
とがないだろう」と明らかにした。

ドミニカ共和国出身のナバーロは2014年に韓国
に来てサムスンに入団、これまでの2シーズン、
韓国プロ野球最高の外国人打者として活躍し
た。1年目にはサムスンの韓国シリーズ優勝に
貢献し、シリーズ最優秀選手(MVP)に選ばれ
た。今季は外国人選手の中で最も多い48本塁
打(リーグ2位)を放ち、長打力を証明した。

交渉決裂の理由は年俸と契約条件だ。ナバーロ
は200万ドル(約2億4000万円)以上の年俸を
要求したが、サムスンとしては受け入れるのが
難しい状況だ。15年のナバーロの年俸は85万ド
ル(約1億円)だった。また、サムスンは、練
習でふまじめな態度を見せていたナバーロに対
し、16年の契約に「誠実条項」を盛り込もうと
したが、ナバーロ側はこれを拒否した。
(韓国・朝鮮日報より)



年俸2億4,000万円以上!

無理じゃないですか、マリーンズには。
今江とクルーズの年俸 - スタンリッジの
年俸を差し引きしてもそんな金額は残りません
し。

あと「練習でふまじめ」なのも懸念材料ですね。
クルーズも「あんた今やる気ないだろ」という
ような淡泊なプレイがたまにありましたが、
わざわざ契約に「まじめにやりなさいよ!」と
いう誠実条項を織り込まれそうになるぐらい
となると相当なものでしょうし、あとマジメな
デスパイネと仲良くできるのかという不安も
生まれてきます。


大穴として取り上げた台湾プロ野球Lamigoの
林智勝ですが、こちらは昨季オフの鴨川秋季
キャンプにもゲスト参加しており、順応性と
してはナバーロより遙かに高そう。

ただ、今年台湾プロ野球界初の「トリプルス
リー」を達成したとはいえ、今年の台湾プロ
野球は極端すぎる程の「打高投低」。

規定投球回数に達した投手の中で防御率が3点台
だったのはたったの3人。
そしてチーム防御率は軒並み4点台後半~5点台
と正に「投壊状態」と言っても過言ではない
かと。

そんな中での「トリプルスリー」ですから、さ
すがに額面通りに受け取ることは難しく、日本
の投手陣のレベルを考えると、打率.260 20本
塁打の成績を残せれば御の字だと思います。

まぁそれでも、今のマリーンズ打線であれば
十分「5番打者」が務まりますが…。
内野守備はうまいヘタは別として、どのポジ
ションもこなせそうですしね。


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