■便利なものの、今やどの駅にも見当たらない「つくばエクスプレス 時刻表&沿線マップ」。
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流山・柏北部民のアクセスとしてなくてはならない存在の「つくばエクスプレス」。

しかしながら、昨今は不祥事報道連発かつ開業以来11年半で2回目と思われる人身事故が起こるなど踏んだり蹴ったりです。


「撮り鉄」運転士がキセル=15年から、諭旨解雇―TX運行会社

首都圏新都市鉄道は17日、JRの在来線でキセル乗車を繰り返したとして、つくばエクスプレス(TX)の20代の男性運転士を諭旨解雇処分にしたと発表した。

処分は同日付。2015年4月ごろから50~60回程度、趣味の鉄道写真を撮りに出掛けていたという。

同社によると、男性運転士は私物のICカード2枚を悪用して毎月2~3回、JR東日本管内でキセル乗車していた。休日に貨物列車などの写真を撮っていたが、1月17日に北千住駅の改札口で不審に思った駅員から指摘されて発覚した。既に弁済しており、「鉄道人として信頼を損ねる行為をしてしまった」と話しているという。
(2月17日付 時事通信より)




つくばエクスプレス 「駅巡回した」虚偽報告 複数幹部、内規違反認める

つくばエクスプレス線を運営する「首都圏新都市鉄道」(東京都)が実施した調査の結果、複数の幹部が安全確認のために行う駅構内の巡回をしていないのに「巡回した」と虚偽報告をしていたことが21日、同社への取材で分かった。巡回していれば防ぐことができた可能性のあるミスもあり、同社は「悪い慣習があった」として再発防止策を講じる方針だ。

同社が1月、駅の助役ら駅幹部約30人のうち半数程度を対象に聞き取り調査をしたところ、うち過半数が「巡回していないのに巡回したと記録簿に記載したことがある」と答えた。

守谷駅(茨城県守谷市)担当の駅幹部は、勤務ダイヤで4回巡回するように定められていたにもかかわらず1回しか巡回しなかったが、記録簿には4回とも巡回したことを示すチェックを付けていた。「事務作業があり、時間がなかった」と話しているという。

同線では昨年10月、新御徒町駅(東京)のホームドアが全て開いたまま始発電車が進入。同11月には、秋葉原駅(同)の男性用トイレの個室で男性が首をつっていたのが見つかった。いずれも駅職員が巡回を怠っていながら、記録簿上は実施したことにしていた。

同社は「駅構内巡視の意義を改めて理解させ、内規などを基に徹底させる。作業ダイヤの見直しも行う」とした。国土交通省鉄道局は「会社は規則を守らせる責任がある」と指摘した。
(2月22日 産経新聞より)




つくばエクスプレスで人身事故 運転見合わせ

00:02頃、柏たなか駅で発生した人身事故の影響で、つくばエクスプレスは運転を見合わせています。

柏たなか駅で発生した人身事故の影響で、つくばエクスプレスは運転を見合わせていましたが、01:27頃、運転を再開しました。なお、ダイヤが乱れています。
(2月26日深夜 レスキューナウニュース)



「全駅ホームドア設置済」であるが故に、確か2~3年前に一度南流山駅で起きたぐらいの人身事故が、よりにもよって日曜の深夜に、かつ利用客が多いとはいえない柏たなかの駅で起こるとは、つくばエクスプレス的にも不運でしたし、その時にたまたま利用されていた方にとっては全く持って気の毒な話でした。

しかし、他2つの不祥事についてはキセルは鉄道会社職員としてというよりも人として既にアウトですし、巡回回数の虚偽報告は「4回」という回数が適切かどうかは別として、やはり決められたルールを遂行していないというのは問題ですね。

巡回回数を見直すのであればサービスに影響しない範囲で見直しても良いのでしょうが、改めたルールでさえきちんと守れるかどうか微妙なようでは困ってしまいます。

つくばエクスプレス自体、本社の上層部が現場をあまり知らないんだろうなと感じられますしね。

・運転手と駅員以外のスタッフをダイヤ改正直後の状況確認以外見たことがない。
・ダイヤ改正の内容が利用客の実状に合っているとは言えない。(何度も書いてますが・・・)
・輸送力改善案。 100億かけるのであればもっと根本解決できるのでは・・・。



<ちなみに、つくばエクスプレスが昨年発表した輸送力改善案>
1.概要
(1)車両の5編成増備、運行本数増加
朝ラッシュ時間帯1時間の最混雑区間(青井駅〜北千住駅)の運行本数を現在の
22本から25本に3本増加する等、朝時間帯を中心に輸送力の増強を図ります。

(2)一部交直車両のボックスシートをロングシート化
一部交直車両(23編成中16編成)のボックスシートをロングシートに改造し、車両定員増とお客様のスムーズな乗降を図ります。

朝ラッシュ時間帯の供給輸送力を14〜15%程度増加する計画です。

2.事業期間(予定)
(1)車両の5編成増備、運行本数増加
平成31年度末の運用開始を予定しています。

(2)一部交直車両のボックスシートをロングシート化 
平成29年度から順次改造作業に着手し、同年夏頃より、改造作業を完了した車両から順次、営業線で使用開始する予定です。

3.事業費総額
車両の増備、それに伴う車両基地の増備、変電設備の増強等、及びロングシート化について概ね100億円程度を予定しています。
(つくばエクスプレス公式より)



東京駅延伸も6→8両編成化も置き去りにされ、小手先の改善案な感じがします。

もちろん東京駅延伸や編成数の増強であれば100億円程度では済まないのでしょうが、既に終着駅である秋葉原駅が1面2線しかない中でラッシュ時の混雑を捌かなければならない以上、列車本数を増やせばその分電車の遅延が発生しやすくなるでしょうし、6両編成のうち元々2両しかないボックスシート車の椅子の向きを変えたところで、抜本的な見直しにはならないでしょう。

この改善で「供給輸送力を14〜15%程度増加」させれるのかも疑問符がつきます。
しかも既に平日朝ラッシュ時はかなりパンパンな状態で電車が走っているにもかかわらず、この改善さえあと3年かかる訳ですからね。


取り上げました記事のYahooコメント欄に掲載された、「もうつくばエクスプレスには乗らずにJR常磐線を利用しましょう」などという場当たり的なコメントを見ると、「ではそのような利用者は、JR常磐線(特に取手以北)が震度4程度の地震、風雨、停電であっさり止まった際でも、つくばエクスプレスに「振替して~」と泣きついてこないでくださいね」と感じますが、つくばエクスプレス側もより風通しの良く、より利用しやすい鉄道会社として信頼を取り戻せるようにしていただけたらと思います。

最後にいまだにつくばエクスプレスの車内中吊り広告に掲載されている「時刻表&沿線マップ」ですが、各駅の情報や時刻表が一冊にまとめられており非常に便利なものの、どこの駅にも在庫がありません。

在庫がなく増刷をする予定がないのであれば中吊り広告を外してほしいですし、中吊り広告で存在をアピールするのであればきちんと増刷をし、各駅に配置して欲しいと思いました。


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