今季の契約を結べなかったデスパイネに代わる外国人選手として、元阪神のゴメスや元ソフトバンクの李大浩の名前が上がっていましたが、マリーンズが契約を結んだのはメジャー通算20本塁打のドミニカ出身内野手 ジミー・パラデス選手でした。


ジミー・パラデス選手の獲得について

ジミー・パラデス(Jimmy Santiago Paredes)選手の入団が決まりましたのでお知らせします。

ジミー・パラデス選手コメント

「千葉ロッテマリーンズに入団できる事を本当に感謝しております。これから日本の素晴らしい方々と一緒にプレーをするのが楽しみです。そして、日本の素晴らしい文化と触れ合えるのも楽しみにしています。マリーンズの球団とファンが誇りに思えるような選手になりたいので、毎日全力で精一杯頑張り、全てを出し切るつもりで日本一を目指します。」
(球団公式より)



球団公式に詳細プロフィールが載っていましたので見てみましょう。

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様々なところでコメントされていましたが、マリーンズの両打ち外国人といえばボーリック(1999年~2002年在籍)を思い出します。

ボーリックのようにシーズン30本前後のホームラン、三振が100前後あっても選んだ四球も100前後(よって出塁率が.420前後)あれば言うことはないのですが、パラデスがもっともメジャーで試合出場した2015年も384打席で111三振し、選んだ四球は19・・・。

井上と4番・5番コンビを組ませたら、二人とも外のボールになる落ちる変化球にバットが止まらない・・・ とかならなければ良いのですが。

その2015年、年間本塁打は10本でしたから無比のパワー自慢という訳でもなさそうですので、まぁ「打率.270 25本塁打 90打点」ぐらい残せれば御の字かと思います。

さて、これで外国人補強終了となると退団したデスパイネ・ナバーロ分をパラデスとダフィーで埋めただけですので、補強ではなく「穴埋め」にしか過ぎないのですが、あとは中継ぎ・抑え向きの外国人投手を補強するかどうからしく、打者の補強ならぬ補充はこれにて終了の可能性大だそうで。


林球団本部長は「三振も多い(メジャー通算287三振)が、当たれば飛ぶ。ダフィーを取ったが、大きいのを打てる打者として獲得した。基本、DHと思っている」と、退団したデスパイネに代わる4番候補に期待した。今後の外国人補強については「もう1人、投手を取れたらいいとは思っている。野手は絶対とは言わないが、ほぼその可能性で」と、先に獲得したダフィーとの2人で臨む方針だ。
(1月5日付 日刊スポーツより)



だから強くならないんですよ。
これじゃあ3位が限界なんですよ。
球団本部長なのに、そんなこともわからないのですか?



確かに西野が先発再転向で中継ぎ・抑えに若干の不安が残りますが、打者補強がこれで終わりであれば打線が弱いことについて根本的に改善されていませんし、正直1億円前後の年俸の選手であれば、あと野手1名・投手1名の外国人補強を行っても良いぐらいです。

それでも「デスパイネ再契約」の為に準備した金額よりは球団の金銭的負担は少なくて済みますしね。

清田がスランプを脱却し「1番ライト」固定、角中3番、パラデス4番まで打順固定できたとしても、ダフィーが想定以上の活躍をして「5番定着」とでもならない限り、5番をベテランの井口・福浦、一軍では結果の出ない井上、とても5番タイプではない鈴木大地あたりで回さなければならない状況をきちんと考えて欲しいところ。

角中が先日のトークショーで話していたという、「2番角中、3番清田の打順が理想だと思う」を実現するにも、同じ懸念材料が出てきますし。

「チーム・ファンが共に戦う。 それが千葉ロッテマリーンズだ!」という都合の良い言葉を並べるだけでなく、きちんと必要なところにお金をかけるという基本原則は遂行して欲しい ところです。


◆◇◆「これで打者の補強は完了!」と球団側が思っているようであれば、今年もいいところ3位どまりではないかと思う・・・ という方は、ぜひクリックをお願いします◆◇◆

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