今年(2014年)の夏に台湾旅行に行った際、
台湾・桃園国際棒球場で台湾プロ野球
「Lamigoモンキーズ vs 統一セブンイレブン
ライオンズ」の試合を観戦してきました。
今回はその観戦記です。
■2014/7/23(水)
前日夜~当日朝にかけ台風10号が台湾を縦断
しており、予定通り出発できるかかなり心配しま
したが、エバー航空の当日朝台北松山空港発
のフライトは10分少々の遅れで羽田空港に到着。
折り返しの羽田空港発台北松山空港行の
フライトも15分程度遅れ、かつ台北が近づくに
つれ台風の影響で若干の揺れはありましたが、
大きな問題もなく台北松山空港に到着。
台北松山空港はたぶん世界の国際空港の
中でも指折りの市内中心部に近い空港と言える
であろう立地。
なにせ空港を出て交差点を渡ればそこは
オフィスビル街。
出張先が空港の近くのビルであれば、そこまで
空港から徒歩で移動できそうです。
空港内に「日本語案内」も多く、タクシーも出口を
出てすぐつかまえられますし、MRT(地下鉄)も
空港を出てすぐのところに駅の入口があります。
(乗り換え込で台北駅まで30分弱です)
ちなみにタクシーでは日本語はほぼ通じないので
「行き先の漢字をメモに書いて見せる」のが最も
確実。
台湾は中国本土と違い「繁体字」を使っている
ので、日本の漢字に近く日本で使っている漢字
をメモに書けばだいたいは通じます。
■エバー航空の「キティジェット」は若干の遅れで
台北松山空港に到着
■台北松山空港は日本語案内も充実
クロネコヤマトは日本と同じようです
■空港を出るとすぐタクシー乗り場が
台風10号は既に台湾を通り過ぎ中国大陸に
向かっていましたが、まだ雨模様でした
タクシーでホテルに向かい、荷物を置いてひと
休みした後、ホテル近くの台湾料理店で夕食。
それなりの店でしたが、高そうな海老やフカヒレ
などを外して注文したところ、台湾ビール込でも
ひとり2,000円少々で済みました。
日本で食べればゆうに3,000円は超えるでしょう
から、やはり物価は安いですね。
■台湾料理(上から白身魚のフライとタロイモか
何かの春巻、次が点心)
一番下はお店の外観
食事の後は翌日の野球のチケットを、ファミ
リーマート(台湾では「全家」)内にある端末
「Famiport」で購入しました。
言語は違いますが、漢字なのでなんとかわかり
仕組みは日本と同じ(Famiportにて発行される
レシートをレジに提示し代金支払)なので
迷うことはありませんでした。
*台湾ファミリーマートホームページ
「Famiport」操作方法はこちら
(繁体字)
端末上で細かい観戦エリアや座席位置を指定
できますので、シートマップを見てみたところ
なんとバックネット裏でも日本円で1,200円余り。
驚きの安さです。
■チケットはファミリーマートの「Famiport」で
簡単購入 (画像修正あり)
もちろんバックネット裏を購入します。
ホテルの部屋に戻り、テレビをつけると現地の
ニュースチャンネルがどこも同じ特集をして
いました。
よく見てみると、台湾第二の都市高雄から
離島にあたる澎湖(ほうこ)諸島の馬公(まくん)
空港に向かうトランスアジア航空(復興航空)の
台湾国内線が台風10号による悪天候により
着陸に失敗。
最終的に乗員・乗客58人のうち48人の方が
亡くなられました。
トランスアジア航空(復興航空)は最近日本各地
に路線を増やしている航空会社で、自分も
その名前を知っていたので、驚きも大きかった
です。
■トランスアジア航空(復興航空)の墜落を
告げるニュースチャンネル
とにかく驚きでした・・・
■2014/7/24(木)
台湾に到着した翌日、いよいよ台湾プロ野球
を観戦します。
ただ試合開始は18:35でしたので、午前中~
午後は台北市内の観光に当てました。
高さ509m(地上110階)を誇る高層ビル「台北
101」の展望台に登った後、ビルの1階にある
有名な小籠包のお店「鼎泰豊」で昼食。
その後周辺の街歩きをしますが、あまりの暑さ
(35℃はあったのでは・・・)に負け、早々に
ホテルに戻ります。
■台北101 展望台から眺める台北市内
■下から眺めた台北101 高いな・・・
■小籠包の名店「鼎泰豊」
すごい人でした・・・
■鼎泰豊の小籠包とチャーハン
さすがにおいしかったです
■台北MRT(地下鉄)のドア上にある停車駅案内
漢字&英語表記されるので違和感は
ありません
さて、いよいよ「台湾プロ野球観戦」へ出発です。
試合が行われる「桃園(たおゆえん)国際棒
球場」の最寄り駅は台湾新幹線(台湾高鐵)の
桃園駅となりますので、ホテルから台北駅に
向かい、新幹線に乗り込みます。
台北駅に着いたのが17:25頃。
台湾新幹線は台北駅と南部にある台湾第二の
都市 高雄の左営駅を結んでおり、途中台北市内の板橋(ばんしゃお)と中部の主要都市台中(たいちゅん)に止まる「速達タイプ」と、各駅に止まるタイプの列車があり、桃園駅に行くには「各駅に止まるタイプ」に乗らないといけ
ません。
案内を見ると17:36の列車が「各駅に止まる」
ようでしたが、駅のきっぷ売り場に行列が
できています。
隣に数台置いてあった「自動券売機」も列が
できており、唯一空いているのは「インターネット予約の引き取り用」のみ。
もちろん「インターネット予約」をしてある訳
もなく、列に並び順番を待ちますが、地元の
人達も不慣れなようで、前に並んでいた
「日ハムの陽岱鋼Tシャツをお揃いで来ている
3人組の家族」も「あぁでもない、こうでも
ない」と購入に時間がかかっていました。
自動券売機自体は漢字・英語の表示も選べ
それ程複雑ではないのですが、現金を受け付け
なかったり、クレジットカードを読み取ら
なかったりといろいろ支障があったようです。
そもそもこの自動券売機、クレジットカードの
暗証番号を押すボタンが全く隠されていま
せん。
ここでクレジットカードを使うのはちょっと
怖いですね。
見ようと思えば暗証番号を打ち込むところを
後ろに並んでいる人に見られてしまいますし。
なんだかんだしている間に「17:36発」の列車
出発2分前。 自分の番になり列車選択をしま
すが、「17:36発」の列車が画面に表示されません。
どうやら「出発3分前になると販売中止」と
いうシステムのようです。
台湾新幹線には「自由座(自由席)」もあります
ので、自由座の切符を買ってすぐホームに向か
おうかとも思いましたが、次の「18:00発」の列車を利用することにしました。
これまで台湾新幹線は2回利用していますが、
商務車(グリーン車)に乗ったことがなかった
ので、今回は試しに乗ってみようと思ったから
です。
日本の「グリーン車」は高額なイメージが
ありますが、台湾新幹線のグリーン車は物価差
を含めても安価で利用できます。
台北~桃園間は36.4km、東京~海浜幕張間
より若干(5km程度)長い距離ですが、所要時間
19分で日本円で1,300円余り。
東京~海浜幕張間をJRの特急「わかしお」の
普通車自由席で行くと、1,060円ですから
約250円の差でゆったりグリーン車で行ける
計算です。
(まぁ本来グリーン車を使う距離ではありま
せんが・・・)
■台湾新幹線 台北駅の発車案内
■台湾新幹線のチケット
■列車側面の案内 列車番号と座席種別
(自由座=自由席)が表示されます。
■列車の行き先表示 ほぼすべての列車が
高雄・左営行です
「18:00発」のきっぷを購入し、ホームに向か
います。
台湾の新幹線は「700T型」という車両1種類で
日本の東海道・山陽新幹線で使われている
700型車両の色違いと言える程そっくり。
商務車の車内も、日本の新幹線同様
2席x2列の大きなシートが並んでいました。
シートの掛け心地もリクライニングの大きさも
上々で、日本の新幹線のグリーン車に
乗っているかのようです。
そして日本の新幹線を上回るのが人的
サービスの充実ぶり。
まず乗車するとアテンダントと思われる女性が
やってきて、「無料新聞サービス」を行い
ます。
現地紙と英字紙があるようでしたが、どちらを
いただいてもほぼ読めないので丁重にお断り
しました。
それが終了すると、今度は飲み物とお菓子の
サービスです。
飲み物はホットコーヒーをいただきましたが
紅茶やミネラルウォーターなど数種類から
選べるようです。(ちなみにお菓子はマドレ
ーヌ1種類でした)
また車内では「無料Wifi」も利用できるように
なっており、正に至れり尽くせり。
途中板橋の駅で乗車した客にも迅速に
サービスを行っており、その対応力の高さにも
感心させられました。
■商務車のシート 日本のグリーン車と
ほぼ同じです
■座席背面のテーブルにある車内の案内
日本とほぼ同じ・・・
■ドア上の案内表示
■商務車の利用客にサービスされる
飲み物とお菓子
■台湾新幹線の車窓 板橋~桃園間
なお台湾新幹線の車内誌には一部日本語の
表記がありますが、車内放送は現地語・英語
のみです。
日本の新幹線同様、ドアの上に停車駅等を
表示する表示器がありますので迷うことは
ないかと思いますが、一応注意が必要かも
しれません。
台北を18:00に出発した列車は定刻通り
18:19に桃園駅に到着。
駅構内のセブンイレブンで夕食を買い込み
桃園国際棒球場へ向かいます。
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