■吉原 プロ初勝利試合(2014年4月5日)後のステージイベントにて
イースタンリーグの公式戦が終わり、宮崎で行われる
フェニックスリーグ開幕までの間。
だいたいこの間に10月を迎えることもあり、恒例の残念な
知らせ、「戦力外通告」が今年もありました。
支配下選手の枠は70人と決まっていますし、資金力の
豊富なソフトバンク・読売のように多数の育成選手を
抱えることもできない(しない)マリーンズですから、ドラフトで
補強をする=誰かが戦力外となる は致し方ないこと
ではありますが・・・。
今年マリーンズで戦力外通告を受けたのは以下の7人です。
◆10 大松 尚逸
入団して3年目の2007年に規定打席不足ながら打率3割を記録。
2008年は24本塁打91打点にオールスター出場、月間MVP受賞と
「しばらく5番打者は安泰だね」とさえ思ったのですが。
2009年・2010年と2桁本塁打を記録も、2010年の日本シリーズでは
初戦で右太ももに肉離れを起こして以降出場できず。
今思えばこれがケチのつき始めだったのが、翌2011年はこの年
導入された「飛ばないボール」に悩まされたのかシーズンわずか
2本塁打。
2012年はファーストにコンバートされそれなりに守備はこなした
ものの如何せん打率は2割に届かず、それでも大松を起用する
当時の西村監督になぜ?どうして?という思いしか抱かなかった
気も。(まるで今年の中村奨吾状態)
2013年以降は「国宝大松」だのサッカー風の応援歌だの、読売が
トレード要員として狙っているだのなどちょいちょい話題には
上がったものの、一軍での年間打席数は100以下まで落ち込み
今年は5月末に右アキレス腱断裂の大ケガで一軍出場なし。
リハビリには努めていたようですが・・・。
*大松サッカー風応援歌 大宮限定
(歌詞が「打て大松 大宮の空 描けよアーチを~」の為)
◆30 伊藤 義弘
2008年のルーキーイヤーから4年続けて50試合登板。
すっかり中継ぎとしての地位を確立していましたが、故障続きと
なった2012年を境にすっかり一軍での出番が減ってしまいました。
今年はゼットエー(市原臨海)・習志野秋津のイースタン公式戦で
実際の登板を見ましたが、なにせコントロールがバラバラで
「ファームでこれではちょっともう・・・(厳しい)」といった
感じ。
2010年日本一の時の胴上げ投手となったことが一番の印象
ですかね。
◆34 木村 優太
横浜(現DeNA)への入団拒否、西武から栄養費名目での金銭収受、
「入団するなら在京パ・リーグ球団希望(厳密に言えば該当なし)」
発言など、入団前にいろいろあった後でのマリーンズ入りでしたが
マリーンズでの勝ち星はわずか1つ。
2014年のシーズン末期と2015年のシーズン当初は一軍で先発登板も
果たしましたが、5回もったのも唯一の勝利となった2015年4月8日
のオリックス戦のみでした。(5回被安打4 自責点1)
ちなみにイースタン柏の葉開催では2013年と2015年の2回先発。
2013年は6回被安打7 失点4自責点1で負け投手。 2015年は5回
被安打6ながら自責点2で勝ち投手となっています。
これまでのところ、柏の葉公園野球場でもっとも長くマウンドに
いたプロ野球選手でしょうね。
◆42 香月 良仁
なんと4日(火)付で読売に在籍していた兄 良太も戦力外を
言い渡され、前代未聞の「兄弟でほぼ同時期に戦力外通告」と
なってしまいました。
今年のマリーンズ戦力外通告7選手の中で個人的に最も
意外だったのがこの香月良で、昨年の一軍中継ぎでの
大活躍あり、今年は一軍では11試合登板で防御率8.44と
結果を出せなかったものの、ファームでは7月28日の日本ハム戦で
敗戦投手(自責点2)になって以降は、8試合 7回2/3を投げて無失点
とすっかり調子を取り戻していたように思えたのですが・・・。
余談ですが、イースタン柏の葉初回開催(2010年)のマリーンズ
先発がこの香月良でした。
7回を投げ被安打5 自責点1の好投でしたが、味方打線の援護がなく
敗戦投手となっています。
◆63 青松 慶侑
2004年オフのドラフトで指名されマリーンズに入団して
からしばらくは捕手。
一軍出場は2006年の1試合の後は2013年まであいてしまって
いたのですが、2013年はプロ初安打・初スタメン・初ヒーロー
インタビューを果たします。
2015年はイースタンで打率・本塁打の2冠&出塁率1位の
好成績を残し、6月6日のヤクルト戦でこの年初めての一軍
出場をスタメンで果たすと、プロ初ホームランを含む
2安打と活躍。 しかしこの後の16打席でわずか1安打6三振
と結果を出せず再び二軍降格。
今年はイースタンで打率.278 13本塁打とまずまずの成績を
残すも、三振がリーグ2位タイの104。
ボールになる落ちる変化球にバットが止まらなくなった印象が
今季は強かったですね。
◆40 吉原 正平
写真はプロ初勝利をあげた時(2014年4月5日 日本ハム戦)の
試合後に行われたステージイベントでの吉原です。
ルーキーイヤーの2014年はオープン戦から好投を続け、この年の
パ・リーグルーキー投手初勝利を飾ります。
中継ぎとして1年目から活躍・・・ と思いきや、この直後に
登板した2試合で7失点しファームに降格。
この年の8月に再度一軍昇格するも登板はわずか1試合のみで、
これが吉原の一軍最後の登板となってしまいました。
(2015・2016年は一軍登板なし)
◆36 川満 寛弥
潜在能力を買われての2012年ドラフト2位指名だったので
しょうが、昨年まではあまりの制球難でファームのローテーション
にも入れず。
今年はファームのローテーション入りし、5勝4敗1S 防御率5.02
ながら100イニング余りを投げますが、四死球が71もあり「3イニング
で2四死球以上」のペース。
さすがにこの制球難はどうにもならないという判断だったのか
ドラフト2位指名ながら実働4年で見切りをつけられてしまいました。
今回戦力外通告を受けた7選手は、リハビリ中の大松を含め全員が
現役続行を希望。
もちろん全員は難しいですが、少しでも多くの選手がプロ野球選手
としての新天地を見つけることができれば・・・ と思います。
◆◇◆戦力外通告は残念だが、少しでも多くの選手がプロ野球選手として来年以降も活躍できれば・・・ と思うという方は、ぜひクリックをお願いします◆◇◆
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イースタンリーグの公式戦が終わり、宮崎で行われる
フェニックスリーグ開幕までの間。
だいたいこの間に10月を迎えることもあり、恒例の残念な
知らせ、「戦力外通告」が今年もありました。
支配下選手の枠は70人と決まっていますし、資金力の
豊富なソフトバンク・読売のように多数の育成選手を
抱えることもできない(しない)マリーンズですから、ドラフトで
補強をする=誰かが戦力外となる は致し方ないこと
ではありますが・・・。
今年マリーンズで戦力外通告を受けたのは以下の7人です。
◆10 大松 尚逸
入団して3年目の2007年に規定打席不足ながら打率3割を記録。
2008年は24本塁打91打点にオールスター出場、月間MVP受賞と
「しばらく5番打者は安泰だね」とさえ思ったのですが。
2009年・2010年と2桁本塁打を記録も、2010年の日本シリーズでは
初戦で右太ももに肉離れを起こして以降出場できず。
今思えばこれがケチのつき始めだったのが、翌2011年はこの年
導入された「飛ばないボール」に悩まされたのかシーズンわずか
2本塁打。
2012年はファーストにコンバートされそれなりに守備はこなした
ものの如何せん打率は2割に届かず、それでも大松を起用する
当時の西村監督になぜ?どうして?という思いしか抱かなかった
気も。(まるで今年の中村奨吾状態)
2013年以降は「国宝大松」だのサッカー風の応援歌だの、読売が
トレード要員として狙っているだのなどちょいちょい話題には
上がったものの、一軍での年間打席数は100以下まで落ち込み
今年は5月末に右アキレス腱断裂の大ケガで一軍出場なし。
リハビリには努めていたようですが・・・。
*大松サッカー風応援歌 大宮限定
(歌詞が「打て大松 大宮の空 描けよアーチを~」の為)
◆30 伊藤 義弘
2008年のルーキーイヤーから4年続けて50試合登板。
すっかり中継ぎとしての地位を確立していましたが、故障続きと
なった2012年を境にすっかり一軍での出番が減ってしまいました。
今年はゼットエー(市原臨海)・習志野秋津のイースタン公式戦で
実際の登板を見ましたが、なにせコントロールがバラバラで
「ファームでこれではちょっともう・・・(厳しい)」といった
感じ。
2010年日本一の時の胴上げ投手となったことが一番の印象
ですかね。
◆34 木村 優太
横浜(現DeNA)への入団拒否、西武から栄養費名目での金銭収受、
「入団するなら在京パ・リーグ球団希望(厳密に言えば該当なし)」
発言など、入団前にいろいろあった後でのマリーンズ入りでしたが
マリーンズでの勝ち星はわずか1つ。
2014年のシーズン末期と2015年のシーズン当初は一軍で先発登板も
果たしましたが、5回もったのも唯一の勝利となった2015年4月8日
のオリックス戦のみでした。(5回被安打4 自責点1)
ちなみにイースタン柏の葉開催では2013年と2015年の2回先発。
2013年は6回被安打7 失点4自責点1で負け投手。 2015年は5回
被安打6ながら自責点2で勝ち投手となっています。
これまでのところ、柏の葉公園野球場でもっとも長くマウンドに
いたプロ野球選手でしょうね。
◆42 香月 良仁
なんと4日(火)付で読売に在籍していた兄 良太も戦力外を
言い渡され、前代未聞の「兄弟でほぼ同時期に戦力外通告」と
なってしまいました。
今年のマリーンズ戦力外通告7選手の中で個人的に最も
意外だったのがこの香月良で、昨年の一軍中継ぎでの
大活躍あり、今年は一軍では11試合登板で防御率8.44と
結果を出せなかったものの、ファームでは7月28日の日本ハム戦で
敗戦投手(自責点2)になって以降は、8試合 7回2/3を投げて無失点
とすっかり調子を取り戻していたように思えたのですが・・・。
余談ですが、イースタン柏の葉初回開催(2010年)のマリーンズ
先発がこの香月良でした。
7回を投げ被安打5 自責点1の好投でしたが、味方打線の援護がなく
敗戦投手となっています。
◆63 青松 慶侑
2004年オフのドラフトで指名されマリーンズに入団して
からしばらくは捕手。
一軍出場は2006年の1試合の後は2013年まであいてしまって
いたのですが、2013年はプロ初安打・初スタメン・初ヒーロー
インタビューを果たします。
2015年はイースタンで打率・本塁打の2冠&出塁率1位の
好成績を残し、6月6日のヤクルト戦でこの年初めての一軍
出場をスタメンで果たすと、プロ初ホームランを含む
2安打と活躍。 しかしこの後の16打席でわずか1安打6三振
と結果を出せず再び二軍降格。
今年はイースタンで打率.278 13本塁打とまずまずの成績を
残すも、三振がリーグ2位タイの104。
ボールになる落ちる変化球にバットが止まらなくなった印象が
今季は強かったですね。
◆40 吉原 正平
写真はプロ初勝利をあげた時(2014年4月5日 日本ハム戦)の
試合後に行われたステージイベントでの吉原です。
ルーキーイヤーの2014年はオープン戦から好投を続け、この年の
パ・リーグルーキー投手初勝利を飾ります。
中継ぎとして1年目から活躍・・・ と思いきや、この直後に
登板した2試合で7失点しファームに降格。
この年の8月に再度一軍昇格するも登板はわずか1試合のみで、
これが吉原の一軍最後の登板となってしまいました。
(2015・2016年は一軍登板なし)
◆36 川満 寛弥
潜在能力を買われての2012年ドラフト2位指名だったので
しょうが、昨年まではあまりの制球難でファームのローテーション
にも入れず。
今年はファームのローテーション入りし、5勝4敗1S 防御率5.02
ながら100イニング余りを投げますが、四死球が71もあり「3イニング
で2四死球以上」のペース。
さすがにこの制球難はどうにもならないという判断だったのか
ドラフト2位指名ながら実働4年で見切りをつけられてしまいました。
今回戦力外通告を受けた7選手は、リハビリ中の大松を含め全員が
現役続行を希望。
もちろん全員は難しいですが、少しでも多くの選手がプロ野球選手
としての新天地を見つけることができれば・・・ と思います。
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